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トヨタよりもコンパクト! 座って移動できる1輪車「ホンダ U3-X」に速攻試乗!!【レビュー:ホンダ】


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写真拡大ひとりでけなげに立っている!
 異様な風景だった。子供の頃に乗った1輪車を思い出してほしい。当然、1輪車なので自立することは不可能。ところが、ホンダの1輪車「U3-X」は自立しているのだ。それも、微妙にプルプルと震えている。その姿は、少々異様だがかわいらしくも感じる。
 そんなキュートな「ホンダ U3-X」に試乗した。上部の丸い部分のシートを広げ、下部にあるステップを出すと、初めて見る1輪のパーソナルモビリディのカタチとなる。もしかしたら、転んでしまうのでは? と、思いながら自立した1輪車のシートに恐る恐る座ると、想像以上にピタッとお尻がハマル。足を地面から離して、ステップに移す。やはり、転倒する恐怖を感じたが、ホンダU3-Xも何事も無かったように、ボクのお尻の下に鎮座。不思議感覚だ。
人と思いが通じる? 思っただけで、その通り動く?
 さて、どうしたらの動くのか? とりあえず、前方に・・・。そう考えたとき、ホンダU3-Xはボクの思考を読み取ったように、ウイイーンというモーター音を発しながら前方へ動き出した! なぜ????? 
 このホンダU3-Xには高精度の傾斜センサが取り付けられていて、座っているユーザーのわずかな動きを感知して即座に移動する。ホンダU3-Xの自立の原理と同じだが、人間はまったく動かずに立っているワケではなく、微妙に体を揺らしているバランスを取っている。その原理を応用したのが、ホンダが誇る二足歩行ロボット「ASIMO」(アシモ)。このホンダU3-Xもアシモの技術を応用し自立しているのだ。ホンダU3-Xに乗車している人間も、無意識のうちに進行したい方向をイメージすると、微妙に体が反応する。その反応を傾斜センサが読み取り、制御コンピュータへ送りU3-X を駆動する。その反応速度は、まさに1000分の1秒レベルの早業だから、乗員はまるでイメージしただけで動いているように感じるのだ。もちろん、微妙な動きにはゆっくりと早い動きには早くといった強弱も自由自在だった。
どんな方向も自由自在!世界初の技術とは?
 さらに驚きなのは、まるで歩くような自由自在の動きができる点にある。通常だと前後左右といった限られた方向のみとなるが、このホンダU3-Xは人と同じく全方位に移動可能。その技術を支えているのが、世界初となる全方位駆動輪機能(HOT Drive System)。少々難しいのだが、小径の車輪を一列につなぎ合わせて構成。車輪をモーターで制御して、大径車輪を移動することで前後方向へ、小径車輪を移動することで横方向へ、大径車輪と小径車輪を組み合わせることで斜め方向への移動を可能としている。
 乗り味は異次元フィーリング。子供の頃に未来の映画にあったような乗り物が、今目の前にある高揚感。動き出した瞬間の感動。子供の頃に初めて自転車に乗った頃の感動や爽快感。そんな新鮮な気持ちを与えてくれた。
トヨタのウイングレットを意識した? トヨタVSホンダの開発戦争、それとも・・・。
 さて、そこで本田技術研究所 基礎技術研究センターで、U3-Xの開発責任者である小橋慎一郎さんに開発の経緯について聞いてみた。
「ワイガヤといわれるブレスト会議みたいなものの中で、未来の乗り物について語り合っていたら、一人乗りのモビリディというアイディアが出て来ました。人より大きいものなどは、周囲の人間に威圧感なども与える傾向にありますから、人とモビリティの調和を考えるとコンパクトなサイズのモビリティが必要ということになりました」
 ここで気になるのが、すでにトヨタ自動車が発表しているウイングレットの存在だ。ウイングレットは、2輪の上に立ち移動するパーソナルモビリティ。立って移動か座って移動か、という違いだけでパーソナルモビリティというジャンルは同じである。ウイングレットも、コンパクトで使いやすいをテーマにしている。そこで、トヨタを意識してホンダはさらに良いものを作る技術があるというアピール開発ではないのか? という質問をしてみた。
「トヨタを意識し開発したわけではありません。我々が乗って楽しみたいという思いからの開発です」と、予想通りの返事だった。
 とはいえ、ホンダ U3-Xは足つきがよい、目線の高さを歩行者と同等、乗る人と周囲に優しい、コンパクトサイズという個性を主張する。それは奇しくもトヨタのウイングレットに比べての優位点をアピールしているようにも思えるのも事実。
 トヨタVSホンダの先行技術開発。互いのライバル心の強さはハンパではない。しかし、そのライバル心が我々に新たなる乗り物を提供してもらっているのだと思うと「もっとヤレ!!」と、両社を応援したくなってきた。
車名ホンダ U3-X[試作機]ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)315×160×650mm車両重量[kg]10kg以下バッテリー形式リチウムイオン電池走行可能時間(フル充電時)1時間


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http://news.livedoor.com/article/detail/4923886/
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