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高野孟の遊戯自在録020


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4月15日(金)

 昨日帰りがけに東京駅の書店で池上永一『統ばる島』を買って高速バスで読み始め、今朝読了。琉球王朝終末期の首里城内の葛藤を描いた怪奇幻想物語『テンペスト』、その続編の『トロイメライ』など、那覇市出身の池上の小説は沖縄フリークの私を夢中にするが、最新作のこれは今度は八重山群島に舞台を移して島々それぞれの神と人との交わりを映し出す。もう50年も前に行ったっきりの石垣島や西表島に、また行きたくなった。

 午後家を出て、19時から虎ノ門で早稲田大隈塾の高野ゼミ・岸井ゼミ恒例の謝恩会。現役ゼミ生が企画して、彼らのうちこの3月で大学そのものを卒業する者たちを送り出すと共に、我々教師らにも礼を言って頂くという趣旨で、ゼミのOBたちも駆けつけて後輩たちと酒を酌み交わす。今年は、3月下旬に予定していたのが震災の影響で予約していたレストランの台所が安全点検のためガスが使えないとかで延期となり、大隈塾社会人ゼミのOB会と合同でこの日に開いたので一層賑やかなことだった。田原さんは今日が77歳の誕生日で、ケーキを贈られて上機嫌だった。合間に田原さんが囁く。「菅はダメだな。自分で仙谷を官邸に呼び戻したのに、仙谷が自分の首を掻くんじゃないかと疑心暗鬼に陥って遠ざけている。仙谷に見放されたらお終いなのにね。馬鹿な奴だ」。酔っぱらって東京泊。

4月16日(土)

 朝帰宅。午後、近所に住む木工家の馬場健二さんがお客さんを連れて来訪。馬場さんは私共が横浜にいた頃からご近所づきあいをしていた方で、実は鴨川のこの家を建てる際に、「馬場さんが作る大きな木のテーブルを居間の真ん中に据えた家を建てたい」という基本コンセプトの下、設計家も馬場さんの知り合いの辻健次郎さんを紹介して貰い、その辻さんがこの家を任せるならここしかないと指名した藤森工務店に施工をお願いすることになったという経緯がある。それで馬場さんが半ば現場監督のようになって建築現場にしょっちゅう来ているうちに、「この辺、いいなあ。僕も引っ越そうかな」ということになり、今はご近所に工房と自宅を構えている。で、馬場さんのテーブルが欲しいというお客が現れると、自分の工房は手狭で道具が散らかっているので、我が家をショールーム代わりにしてお客を案内してくるのである。今日のお客さんは、東京の人で、前に馬場さんのテーブルを見て欲しくて仕方がなくて、今度家を建て替えることになったので是非これを居間に据えたいと思うという話だった。成約するといいのだが。

4月17日(日)

 6日から始まった高田造園による家周りの改造はだいぶ進展して、石垣はほぼ積み終わって先週後半からは玄関あたりの造作にかかっている。玄関前から南側のベランダ近くまで敷いてあった芝生は半分は一旦剥ぎ取られ、石や植木を配した上で一部植え戻されるとのことだが、残った半分は、その辺の工事計画がどうなるのか分からす、毎年春先に行う手入れを全く施さないで放置していたので、雑草が茂っている。それで今日はその残った半分について丸1日かけて、雑草を全て取り除き、伸びすぎたところは鋏を入れ、熊手で丁寧にサッチ(地面にビッシリ詰まっている芝の枯葉)を取り除き、スパイクでエアレーション(15センチおきくらいに穴を開けて土中に酸素を通してやる)を施し、最後に竹箒で表面を掃いて綺麗にしてからたっぷりと散水する----という作業を行った。芝が息を吹き返して緑が増すのが楽しみだ。

4月18日(月)

 先日来、我が家のバイオ浄化槽が不調で、調べたところ、しばらくケアを怠っていたところ肝心の木材チップが劣化したり流出したりでだいぶ減っていて、浄化能力が低下しているらしいことが分かって、今日、このシステムの開発元である札幌の会社からUさんが点検のため出張して来てくれることになった。

 これは、旭岳頂上の山小屋などでも使われているもので、生活雑排水とトイレ汚水とをそれぞれ2つの曝気槽で攪拌し予備分解した後、チップを充満した槽に導いてバクテリアの力で完全分解して水だけを排出する。前にも書いたと思うが、我が家は上水は山の湧き水で、下水はこれなので、上下水道とも敷地内で完結・自立しているというのが自慢なのだが、上水は保健所に持って行って検査にかければ飲料水として不許可だし、この下水システムは一般の合併浄化槽の基準に合致しないとかで不許可だから、丸っきり違法状態。私がこれでいいんだと思えばそれでいいんですね。そもそも、ここは「地滑り防止区域」内で、家の建築そのものも、役所に建築確認申請を出そうとしても「出さないでくれ」と言われる。木造2階建て以下は建てるのは勝手だが、役所はそれをオーソライズしないという訳だから、言ってみれば違法建築。だいたいが違法な人生ですからね、そういうことがふさわしいのでしょう。

4月19日(火)

 Uさんは点検続行。私は昼前の高速バスで上京、京都へ。17時半から内外情勢調査会で講演の後、英国の燃料電池技術ベンチャーの日本代表をしているYさんと一杯。水素エネルギー社会の可能性について大いに語り合った。スズキはすでに水素スクーターの試作機を動かしているし、トヨタは2015年に水素自動車を発売すべく開発を急いでいる。アップルも携帯電子具を水素で動かすことを考えているようだ。自然エネは原発の代替にならないという常識が罷り通っているけれども、意外に水素が早道ではないかという私の前々からの予感が当たるのだろうか。彼のお気に入りの木屋町通のカウンター割烹「やました」がよかった。

4月20日(水)

 早朝京都を出、10時に東京駅地下の喫茶店で「宣伝会議ライター講座」受講生のOさんの取材を受ける。卒業課題で「大麻解禁の是非」を採り上げたいと。若い女の子がいい心がけだ。麻は古代以来、日本文化の根幹で、天皇こそ本来、麻文化の担い手である。それを、戦後GHQに屈して大麻取締法など作ったのが愚の骨頂の売国行為で、一日も早くまず医療用大麻を解禁して、それを手掛かりに麻文化を復興すべきであると話した。

 帰宅してUさんと今後の方針について打ち合わせ。夜は、加藤登紀子さんらと「嶺岡牧プロジェクト」つまり江戸時代に嶺岡山系全体で営まれていた牛馬牧場の伝統をどうしたら復元できるかという相談をした。
★嶺岡牧から学ぶ会:http://mineokamaki.org/ja/index.html

4月21日(木)

 今日は、早稲田のジャーナリズム大学院のオリエンテーションの日だが、わずか3分のプレゼンテーションのために上京するのもしんどいので、事前に作ったVTRを送って代行して貰った。大学院では今年も「新聞の読み方」の実習講座を担当する。

 眼科の権威である若倉雅登先生から『健康は眼にきけ/名医が教える眼と心のSOS』(春秋社)を贈本して頂いたので熟読。眼の老化についての章が特に面白かった。若倉先生は、日本で先駆的な眼科専門病院である井上眼科の院長で、先生が推奨する画期的な目薬「サンテメディカル10」の宣伝キャンペーンに某広告代理店からなぜか私が指名されて対談したのが出合い。眼を、それ単独ではなく脳をはじめ身体全体との関連で捉えなければならないという根本的な健康観に、大いに共感させられた。

4月22日(金)

 溜まっていた雑誌30冊を読破、必要な記事10本ほどを保存して後は廃棄。『中央公論』5月号と『世界』5月号の地震学の権威で東海大地震の警鐘者=石橋克彦神戸大学名誉教授の言説が光る。

4月23日(土)

 名古屋の中日文化センターで、首都圏直下型地震と、東海大地震で浜岡原発が破裂した場合の終末的な危機について講義。東海地方の人でも案外、浜岡原発の怖さを知らないのに驚く。伏見の居酒屋「大甚」で一杯飲んで帰る。

4月24日(日)

 朝から、我が家に至る200メートル下からの砂利道の整備に取り組む。車の轍で凹みが出来て、そこに大雨の時に水が流れて掘り下げられていくのを、ツルハシ1本で砂利と土を削って凹みを埋め戻しながら、雨水が横の側溝に流れるように傾斜をつけていくのは、なかなかしんどい作業で、1日かかっても200メートル全部はやりきれない。しかし、年に何度かこうやって丁寧に世話してやることで、アスファルトやセメントよりも余程気持ちのいい砂利道が確保される。

 この200メートルの砂利道を使う家が3軒あるのだから、舗装をするとか、砂利を支給するとか、何とか出来ないのかと前に市役所に言ったら、担当が見に来て「これが農道だったら予算がないではないが、それでも1年に20メートルくらいずつしか出来ないんですね。調べてみますが、これはたぶん農道じゃないんで、そうすると......」とか言うので、もう結構ですと断って、自分でやることにした。これはたぶん、昔からの村の林道もしくは作業道で、赤道(あかみち)と言って公図上では記載はされていても地番を持たない言わば無主地で、法律的には国有地(なのでそれを含む土地を勝手に売買できないことに一応はなっている)、実質的には村の共有物である。

 地元のOさんが草刈り機を持って手伝いに来てくれたので、私が整備中の道路の両脇と敷地内の一部の道の草刈りをお願いし、夕方終了後、近所の謎の焼肉店に飲みに行った。

4月25日(月)

 震災の影響で今年は早稲田大学の授業開始が5月連休明けになるので、私のゼミ生たちも我慢しきれずに、顔合わせミーティングと飲み会をやりたいというので、午後から上京。学生会館の部屋を借りて、20数名のうち半分以上が集まり、自己紹介と私からの挨拶、ゼミOBからのアドバイス等あって一旦解散、18時から高田馬場駅前で飲み会。こういう学生の飲み会は駅界隈にごまんとある料理2000円+酒1000円で飲み放題といった店で行われる。「お前らねえ、こんなところで中国産の業務用スーパー向け加工食品を食う方が、東北地方の野菜を食うより余程怖いんだぞ」などとお説教。突然、憲法改正をめぐって大激論が始まるなど、元気な集まりだった。酔っぱらって東京泊。

4月26日(火)

 日本橋のホテルで5時起床、目の前のコンビニでドリップコーヒーと新聞を買って、いつもどおりの朝の勤行。ドリップコーヒーは旅の必需品で、いつもは「1杯19円」とか新聞広告しているブルックスを段ボールで取って、出がけに玄関横の納戸で数袋をバッグに放り込むのだが、昨日はうっかり忘れた。どのコンビニでも、ドトール、モンカフェ、UCC、スタバなどいろいろな製品を置いているが、値段と香り・美味さのバランスでブルックスが一段上のような気がする。

 朝日の天声人語がこれからの原発是非の議論に触れて、サンデル教授の「丁寧な議論をすること。...賛否両派が相互に敬意を持って、公然と議論できれば、民主主義は深まる」という言葉、アトリー英元首相の「民主主義の基礎は、他の人が自分より賢いかもしれないと考える心の準備です」という言葉を引いている。こういう心の準備がみんなにあれば、ネット世界ももう少し不毛でなくなるんでしょうがねえ。

 昼前に帰宅。コメリに走って、木の丸棒とL字型金具を買ってきて、風呂場の天窓を床から開閉できる道具を作った。そのままでもいいのだが、ヤスリをかけてスベスベにして椿油を薄く塗って艶を出して、その辺に立てかけておいても不細工でないようにした。夫婦とも年取ってきて、バスの縁のタイルに乗って手を伸ばすと滑って転がり落ちる危険があるので、前からやらなくてはと思っていたのが、ようやく実現した。これで潜在的な事故原因が1つ取り除かれた。

4月27日(水)

 地震学者の石橋克彦教授が『世界』5月号の論考「まさに原発震災だ/"根拠なき事故過信"の果てに」で、「現代日本における原子力は、国策として莫大な人と金が注ぎ込まれ、大多数の国民にとって絶対的な善である点において、敗戦前の帝国軍隊に似ている」「半藤一利氏の『昭和史1926-1945』を読むと、日本がアジア太平洋戦争を引き起こして敗戦に突き進んでいった過程が、現在の日本の「原発と地震」の問題にあまりにも似ていることに驚かされる」と書いていて、なるほどと思ったので、半藤本を引っ張り出して読み始めた。これはいずれザ・ジャーナルの論説でも採り上げよう。

 今年は、あおだもの白い花がよく咲いた。家内が好きで3~4年前に4本植えたが、こんな花一杯は初めて見た。▲高野孟の「極私的情報曼荼羅」


http://news.livedoor.com/article/detail/5520661/
※この記事の著作権は配信元に帰属します。


プジョー、ディーゼル+モーター搭載の「508 RXH」をフランクフルトで初公開
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110908-00000062-impress-ind



バイク関連のアイテムを探したきますので、またお越し下さいませ~。

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中古バイクのいじめ方や復帰方法を!趣味レベルの日記です。 お得な情報があれば、そんな事、あんな事も書きます。

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